日本人を含めたアジア系民族はほかの国(もちろん国によるようですが)と比較すると、ワキガ体質の人はかなり少ないようです。
日本人だけでなく、同じ人種である中国人や韓国人のほとんどにワキガ体質はいないとも聞きます。
刺激臭の強いものを食べるだけでより匂うのであれば、キムチなどをよく食べる韓国の人は臭い、というイメージがあってもよさそうですが、そういう話も聞きませんし、韓国人の知人をにんにくクサいと思ったこともないです。
遺伝子レベルで何か違うと聞いたことがあるのですが、実際のところはよくわかりません。
一方で、すれ違ったときに、あれ?と体臭を感じる外国人もいます。
外国に行けばほとんどが、ワキガ体質で、差別する風潮もないよ、と聞いたこともあります。
人種によって、アポクリン腺の数が違うということは、実際の研究で解明されています。
それが当たり前、という環境で暮らしていれば、ある人から見て「ワキガ臭」であっても、別の人から見たら「ワキガでもなんでもない」ということになります。
軽いワキガならば、フェロモン作用さえ期待できて魅力的に魅せる武器!という考え方の外国人もいるくらいなのです。
日本人は昔から清潔を好み、強い香りよりも無臭やナチュラルな香りを好む傾向があるようです。
なので、少しでも異臭を感じると嫌な顔をしたり、不快に感じたりするのも日本人独特の感性かもしれない。
こうした日本人の価値観の中で、約10%程度ともいわれる「ワキガ体質の日本人」は、肩身が狭い・・・
自分のワキガ臭のニオイで周囲に迷惑をかけたり、後ろ指さされないかを気にしたりしながら日常を送る人もけっこういますよね。
でも、先日ネットフリックスを見ていて「お!」と納得したのですが、外国の人達は「デオドラントをすること」に対して、(少なくとも私や、私の周りの)日本人よりもオープン!なのではないでしょうか。
クサいものはクサい、でもそれが当たり前なら、ケアするのも当然。こんな感じというか・・・
もちろん、初対面の人前でもデオドラントをぐりぐりとするんだよ!みたいな、極端なことを言っているわけではないのですが、日本だと、エイトフォーさえこそっとプシュー。ですよね。
臭いもかがれたくないし、気にしていることそのものも、知られたくない。というような…文化の違いなんでしょうね。
外国並みにワキガケアが売れる日本
夏場になれば、ドラッグストアの特設に制汗剤コーナーが設けられます。
その種類の豊富さに驚かされますね。
制汗剤の王道と呼ばれるスプレータイプや、直塗りできるスティックタイプ、ロールオンタイプなど、形状や成分こそ違いはありますが、どれも脇汗やワキガ対策に対応するデオドラント製品ばかりなのです。
日本のデオドラントニーズは、食の欧米化や、国際結婚などによる日本人の体質変化などが、背景にあるのでしょう。
海外のデオドラント事情とは?
海外製のデオドラント剤は、本当に効果的なものが多いです。
これは、日本よりも体臭があって、それをケアするのが当たり前という文化、体臭との長い歴史があるからではないでしょうか。
外国人の体臭が、日本人よりも強めだとなれば、デオドラントもそれなりの効力のものが多いですよね。
ですから、海外製のデオドラントは、ワキガでデオドラント難民の日本人にはありがたい救世主ともいえますが、肌に合わなかったり香料が強烈すぎたりという心配もあります。
また、ネットで購入する輸入品などは、日本では認可されていない成分が含まれていたりする可能性もあるので、購入の際には成分などにも気を配るといいと思います。
海外製のデオドラントを選ぶか、日本人の「ワキガ」向けに作られた商品を選ぶか・・・悩ましいところです。
ワキがになりやすい食文化の主な例
ワキがになりやすい主な食事は、何と言っても肉と乳製品、油!です。
洋食は和食よりも肉や乳製品をたくさん使用しています。
必然的にレストランなどの外食で洋食メニューを頼めば、ワキガリスクを高める事になるでしょう。
だからと言って、肉を完全に取り除く食生活は邪道といえます。
肉は体をつくる大事な動物性タンパク質です。
ですから、肉を必要以上に制限するのではなく、以下のようなものに注意して食生活を楽しみましょう。
海外から直接輸入された加工食品なども、外国人の味覚に合わせて、脂肪や糖質が高いことが多いので、注目してみましょう。
肉類
すでにワキが体質で悩んでいる人や、これからワキが予防を希望している人は、脂身の少ない部位を摂取しましょう。
鶏肉は脂身が少なく、タンパク質豊富で豚肉や牛肉と比較するとアポクリン汗腺を刺激しにくいといえるでしょう。
また、同じタンパク質を摂取するにしても、植物性タンパク質である大豆製品などを、摂取するなどしたいものです。
乳製品
脂肪の多い牛乳やヨーグルト、チーズなどはアポクリン汗腺を刺激しやすいです。
ですが、乳製品にはカルシウムが豊富というメリットもあるのです。低脂肪と記された乳製品を摂取するように心がけましょう。
その際、製品の裏面に記載されている脂肪率などをしっかり把握してから摂取したいものです。
刺激物
ついつい、お酒のおつまみに食べてしまいがちな塩辛い食べ物も、アポクリン汗腺を刺激しやすくなるでしょう。
唐辛子や胡椒などの香辛料は、ほどほどに楽しみましょう。
糖分
スイーツなどにたくさん使用される砂糖などの糖分の取りすぎもワキガ体質を誘発してしまうようです。
砂糖をたっぷり使用したスポンジケーキやクリームなどの洋菓子よりも、それよりも糖分量を抑えた和菓子などにするなど工夫するのも良いでしょう。
日本のグローバル化がワキガ体質の原因
食生活もライフスタイルも、どんどん欧米化していますよね。
だから体臭の強い日本人も徐々に増えてきている…のかな?
また、日本に、海外の方が来る事が多くなると必然的に恋愛事情も変化しつつあります。
国際結婚が増えると、その間に誕生したハーフやクォーターも増えますよね。
外国では「ワキガ」などと分類されない体臭でも、日本で暮らすには少し気になるかも…となる可能性はあります。
あー!
そんな感じでワキガっぽい匂いの人が増えてくれれば、私も普通!と気にせず、堂々とデオドラントの話などができるのですが。
日本人の性質的に、それはもうちょっと先の時代になるかもしれないですね・・・
日本人の和食離れは、ワキガ体質を増やしてしまう?
もともと、外国人の肉、乳製品などを多く摂取する食文化は、ワキガに関係するアポクリン汗腺の発達を活発にするなどの影響を及ぼしてきました。
ワキガ体質の少ない国の食文化は、野菜や魚などを摂取している事が多いのです。
かつて、日本も野菜や魚中心の和食中心の食事でしたが、時代とともに食の欧米化がすすみました。
ジャンクフードなどを食する機会も増え、ワキガ体質になりやすい環境を作り上げてきたと言えるでしょう。
ハンバーガーなどをつくる時に使用される添加物なども、汗腺に刺激を与える事もあり、食の変化はワキガ増加に直結しているといえるのです。
もともと、ワキガ遺伝子をもっている場合、脂肪分の多い洋食や、刺激物を摂取する事でさらに、ワキガをエスカレートさせてしまうでしょう。
外国人はワキガ手術ができる?
国際交流豊かになった日本では、海外からの労働者、留学生など様々な形で日本に長期移住する外国人が増えました。
とくに、ワキガ体質人口の割合が多い国から日本に来た人は、自分のワキガ体質に後ろめたさを感じる事もあるかもしれないです。
体臭が強いと言われる民族だからといって、匂いに気が付いていないというわけではないと思います。
周囲がみんな体臭を発していれば、自分も「そんなものだ♪」ですませてしまえますが、無臭人が多い日本人の中で、あれ、私にニオってるのかな?気まずいなあと思っているような人もいるかもなと、時々想像で勝手に感情移入してしまいます。
仕事や勉学で日本に来ている人のなかにも、ニオイで悩む外国人もいるんじゃないかなーなんて思います。
事実、日本でワキガ手術を受ける外国人もいるそうです。
外国人と日本人のワキガに対する価値観の違いに戸惑う外国人は結構いると思います。
げっ、神経質なんだな…と思うかもしれません。
母国では、軽いエチケット程度のシャワーやデオドラントで過ごせていたのにもかかわらず、ニオイを嫌う日本人の中ではとても気を使って生活しづらいという人、いそうですよね。
ちなみに、海外ではアポクリン汗腺を完全に除去する手術はあまり施されないようです。
日本でいう重度のワキガを中・軽度のワキガ症状にする程度の治療が主らしいです。
それだけ、ワキガに対して偏見も、差別心もないという事が伺えます。
ただし、どの程度アポクリン腺をとる手術であっても、どの国で受けようとも、肌荒れや手術跡に対するリスクはあります。
なので、日本よりも感覚的にオープンだからといって、簡単に手術に踏み切るというわけでもなさそうです。
日本人はワキガと向かい合う気持ちが大切!
今はコロナの影響で外国の人が来ることもめっきり減りました。
また、コロナがおさまれば、海外の方がまた日本を訪問してくれるようになって、気にいって日本に移住したり、留学したり、旅行したりするようになるでしょう。日本と海外の文化が融合していくことによって、また新しい食文化が発展していくかも。
それって、すごく楽しみです。
でも、日本人が、ワキガ体質に敏感になって偏見の目を持つことで、海外の人が住みにくく、日本へ行き来しにくい状況にならないで欲しいなと思います。
日本の経済発展にとってもマイナスな方向に向いてしまうでしょう。
日本人が抱くワキがへの偏見を少しでも取り除くこと、特にモラル面で、日本の活性化につながる。。は大げさですが、ワキガを目の敵にしない文化になってくれたらいいな、とも思ってしまいます。
まとめ
食の欧米化や国際化に伴って、ワキガ体質の日本人もやや増えた(かも)しれないし、体臭の濃い人種の人達との交流の機会も増えるでしょう。
そのような中、日本人はワキガに対する価値観を、もう少し寛大に考えてくれないかなーと、半分は自分のために、声を大にしていってみたい。
クサいものはクサい、確かにその通りです。
決して、体臭など全く気にしないで生活しようということではないのですが。
軽いデオドラント感覚で気軽にワキガケアをしていければ、いくらワキガでも人生を楽しく過ごすことができるでしょう。
そして、日本のワキガデオドラント剤は、海外並に研究を重ねて素晴らしい効果の期待できるものに進化しています。
その中から自分のコンプレックスを解消してくれる逸品を見つけてあげましょう。