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わきが手術失敗例と失敗しないための知識を得よう!

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自分はわきがではないかと漠然と思っている人、結構いるのではないかと思います。

「私ってわきがかも?」と感じるタイミングは、女性ならば生理が始まり、男性なら声変わりが始まる頃…成長期のホルモンバランスが急激に変化する思春期頃からではないかと思います。
シシュンキとか青春というと、中学後半から高校くらいからかなあと私は思ってしまいますが、最近は小学生のお子さんに対して「わきがでは…?」と悩む親御さんも多そうです。栄養の取り方も欧米化して、日本人の成長期も早まっているのかもしれないですね。

女性ホルモンのバランスの乱れがワキガの原因?

体が大人になっていくにつれ、匂いも変化してくると言えそうですが、その一方で遺伝的要素も強いと言われているため、家族全体がわきが体質だと慢性的な臭いに慣れてしまって、自分ではいつまでも匂いに気づかない場合もあるようです。
自分で気が付かず、指摘する人もいなければ、対策もできないですよね。

自分では気づかないわきがの臭い

わきが体質を気にし始めると、他人と話しをしたり、近づいたりするのが怖くなったりします。
歯磨き粉のCMに、会話中に相手の口臭に気づいた時「あれ、もしかしたら私の口もニオっているのかも・・・」なんていうのがありますが、あれと似たような感じで、自分もそうかも…と冷や汗が出てしまうことも。

このままでは対人恐怖症になってしまう(>_<)、と人間関係が円滑にいかない原因になる人もいそうです。
そのくらい深刻な体臭の悩み。

ネットで検索すると、わきが治療を専門にするクリニックがたくさんでてきて、美容外科手術や施術の技法もたくさんあって、何が何なのか、自分にはどの治療や施術が向いているのか、わからなくなります。
新聞の折り込みチラシなどは電車で行かれる範囲の場所の宣伝が多いので、気軽に行けそうですが、技術力や対応がどうなのか、最終的にいくらかかるの?まではよくわからないし…

多くの情報の中から、どれを受けても、魔法のように腋臭が消え去ってくれるならいいのですが、口コミなどを見ると失敗とか再手術とかいう言葉もちらほら。
果たしてわきが手術は本当に失敗なく安全に行えわれて、一生わきが悩みから解放されるのでしょうか?

私は手術は未経験です。周囲にも、ワキガの手術をしたという知り合いはいません。
脱毛の手術をして、ムダ毛処理からは解放されたけれど、なぜか滝汗が止まらないという知人や、美容レーザーでやけどみたいな跡ができてしまったけれど、返金も治療もなかったという人の話は聞いたことがあります。

脇というのはリンパもあるし、毛が生えるくらいですから保護が必要な場所なのかもしれないですね。
そこに傷をつけることで起こるリスクは、いったいどのくらいあるのでしょうか。

滝汗くらいで済んでワキガが直るなら・・・とも考えてしまいますが、滝汗は滝汗で悩みの種になるようですし、最悪ワキガは思ったほど治らなくて滝汗が出るようになってしまったら…と考えると、踏み切る勇気もないです。

わきが手術の失敗例や手術リスクを交えながら考えてみました。

術後のわきが、すっかり治る?

現在、主に施されるわきが手術には大きく2つに分かれます。

皮膚を切開してアポクリン腺を除去する手術

この方法は重度のわきがの人に向くようです。
手術名として皮弁方法PMR方法などがヒットしました。

パッと見る限り、わかりやすいリスクは「術後の傷跡」です。
それと、口コミなどを見ると「術後も匂いが消えない」「術後に別の嫌なにおいがするようになった」「脇以外からも匂いがする気がする」などの、術後のニオイの問題も割と見かけます。
また、入院手術、日帰り手術などさまざまなようですが、切開する以上、治癒までの時間も長そうで、しばらくはキーボードを打ったり、重いものを持つのがとても辛いというようなこともあるようです。

ワキガとアポクリン汗腺の関係

傷跡を極力残さない手術

では、傷を残さない手術や施術にはどんなものがあるのでしょうか。
術名として超音波吸引方法電気分解方法などがヒットしました。

比較的、軽度のわきが疾患の方に施されるのか、リスクは軽そうに見えますが、完ぺきではなく未知な部分がありそうで、臭いの再発リスクが高めに感じます。

わきが手術失敗例

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わきが手術で失敗している人は意外に多いです。

人によって、想像する「結果」が違うかもしれません。
(重篤な副作用が出たり、痛みが残ったりなどは論外ですが)
「これまでの苦痛」と「結果の満足度」「かけた労力や金額」をはかりにかけてみたときに、「このくらいは許容範囲」が人それぞれと考えてみたら、どれを失敗と捉えるか、成功と捉えるかすごく微妙にも思えます。
学校や会社に行くのも苦痛だった…という人には、「こんな傷くらいで済むなら」と感じる人もいるかもしれませんし、逆に、こんな傷ができて、手術をしたことがばれてしまう…友人と温泉旅行に行ったりプールに行ったりできなくなった…と絶望してしまう人もいるかもしれないです。

私個人としては、シンプルに「切るのは怖い」し「高いんだなあ…」と思うと二の足を踏んでしまいます。
生涯にかけるデオドラント製品代や、気まずい気持ちに比べたらプライスレス、かもしれない!!と感じる日もあったり、気持ちがブレブレなので、今は決断するべき時じゃないんだろうなあと、ずるずるし続けています。

メリットもデメリット、と簡単にくくるよりも、人によって「どこは許容できる」「ここは譲れない」、そして「いつならできるのか」を明確にしての施術選びがよいのではないかなあと思います。

失敗例『切開手術で傷跡がしっかり残ってしまった!』

これはアポクリン腺除去の切開手術をした人の殆どが体験していることのようです。
傷跡は数年経過すれば目立たなくなってきそうですが、完全には消えず残りそうです。
水着やノースリーブなどを着用できないなど別な悩みが発生するでしょう。

流行りの夏ファッションができないのは、若い女性などにはつらいですよね。

失敗例『わきがではないのに手術された』

数例でしたが、口コミサイトでみかけました。
これはクリニック選びから間違えてしまった例ですね。

わきが手術の実績がある医師ならばカウンセリング時にどの程度のわきがで、適した手術がぴったりわかるはずです。
手術はしないで、照射などのケアを…と受診して「アナタは臭いから手術が必要!」と言われてしまったら、私でも心は揺れてしまうかもしれません。

病院選びは、慎重にしなければなりませんが、美容外科独自の公式サイト内の口コミ評価だけでは、メリットばかりで、真実を知りづらい側面もありそうです。
とはいっても、書き込みが真実かどうかはっきり確信が持てません。
感じ方や表現の仕方も違うし、評価を読んだ側の受け止め方も個人差があると思います。

実際に手術を受けた人から、直接話を聞いて、自分に合っているか考えるのが一番なのですが、比較するどころか、周囲にはワキガ手術をしたよ!なんて人はひとりもいません。

確かに、私だって自分が手術したとしたら、それを積極的に人に伝えたりはしないです。
親友が悩んでいる、とかなら打ち明け合うかもしれませんが、かなりレアケースですよね。

失敗例『軽めの手術で術後も違う部位から悪臭発生』

切開法、超音波吸引方法などによる手術後の口コミでみかけました。
背中や耳元、デリケート部位や乳首などから臭いが!というような悩みのようです。

すそわきがとは何?原因を知って対策をしましょう!

人間の生理現象として、汗をかいて排出する事は重要なこと。
最初の方で書いた、脱毛をした友人は背中あたりから特に滝汗がでるような感じが、と言ってました。

施術や手術によって、ワキの汗腺であるアポクリン汗腺を除去したり破壊してしまうのでしょうから、他の部位から汗が出て、ワキの下から分泌されるはずの臭い成分もでてしまうと想像したら、別の部位から汗や悪臭が出るかも…もリスクとしてはありそうです。

ワキガの手術なぜためらう?

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ワキガ手術をすれば、今まで悩んでいたワキガ臭とオサラバできるのに、最後の最後までためらう私。
こんだけ文章書いて愚痴っていて、それでも手術までは踏み込めない…
その理由を自分なりに分析してみました。

金銭的な理由

手術のコスト面が気になります。
美容皮膚科や美容外科によって、ワキガ手術の料金に違いがあって、妥当な値段もピンときません。
術前術後含めたこまかいカウンセリングがあって、術後の通院にかかる費用も含まれている場合は、その費用も加算されているのでしょうから、表示されている価格が一概に高いとも言えないでしょうし、保険適用な場合とそうでない場合、一部保険適用、などなど、トータルどうなるの?も聞いてみないとわかりません。

それに、術後の経過は手術を施してみないとわからない部分もあるため、数十万の手術を施してうまくいかないなら、10万を切る価格の施術をやってみてもいいのかも…
でも、どちらを選んでも、期待するほどワキガが直らなければ後悔しそうです。

それに、ドラッグストアでデオドラントを買うとか、アマゾンや楽天で機械を買ってみる、というのとは桁が違います。

体にメスを入れるという恐怖感・罪悪感

親からもらった大切な体にメスを入れる事を、よくないことと思う人は少なくありません。
私はそのあたりは特にこだわりはないですが、切る…「手術」という言葉そのものでまずビビります(>_<)

もともと注射をしたり、血を見たりするのが苦手という恐怖感を抱く人は、ワキガ手術を「怖い」と思ってしまうかもしれません。

術後の経過不安と通院の面倒さ

実際に術後数日経過しなければ、手術が成功したかどうかはわからないみたいです。
完治したのか、そうでないのかを心配して悶々とする日を送りたくないという人もいますし、術後はすぐに仕事に復帰しなければならないから、術後に出血や傷みが残るのはダメ!という人には向いているとはいえませんし、遠くの病院なら、通院して経過を見てもらうのも難しいかもしれません。

そうした、術後の通院にかかるコストや使える時間も考えて検討するのがいいのかもしれないです。

信頼できる医師・納得できる施術に出会えていない

手術をしようと思ったら、クリニックのホームページや口コミサイト、体験記をブログで綴っている人からしか情報収集の手段がないです。

ですが、それ以外にも、手術を受ける「自分自身」と「担当した医師」との相性、というのもありそうです。
また、クリニックの施術に対する方針などで、自分が最初に予定したものとは「ちょっと違う…」施術をすすめられて、悩んでしまうこともありそうです。

カウンセリング時に、自分のライフスタイルや、ワキガで何が一番「辛いか」を理解し、一番適した施術をしてくれるところ…とても難しいですが、実際に話を聞いてみないとわからないのが現実かも。

でも、美容系のエステや施術に限らず、「説明を聞きに行って」断るのってすごく難しいですよね。
話が違いますが、とある資格試験を受けようかなと思い立って、何か所か説明会に行ったことがありますが、授業の内容はいいのに、やけに押しが強くて感じがいいとは思えず断ったところ、親切で丁寧だけど学習内容がちょっと物足りなくてごめんなさいをしたところ、など、場所によってカラーもいろいろでした。
無料で相談をさせてもらっていると、断る時になんだか恐縮してしまいます。
ワキガ手術のことではないのですが、1000円でも2000円でも、相談にお金とってくれたり、数回の授業を1万円、とかでやってくれたほうがこちらも割り切って断りやすいのに…とすごく感じました。

脱毛エステなどで恥ずかしい思いをする?

ワキガの手術をすると腋毛も生えてこなくなるのかな?と思ったら、そうとも限らないようです。
切開して中の腺を取り除くなどの術式なら、皮膚はそのまま戻すんですから当然ですかね…

周囲の友だちや同僚が、わき処理や脱毛をしてツルツルになっていて、いいなー、私もやってみようかなあと思ったときに「自分はワキガ手術の跡があるから脱毛エステには行けない…」となったら切ない。かもしれない。

脇毛処理はワキガを抑制させることができる!?

「手術でワキガは治したいけど、ワキのムダ毛もツルツルにしたい!」
私は脱毛エステにも行く習慣はないのでクリアですが、日頃脱毛エステに通っている人なら、検討材料の一つにしてもいいのではないかと思います。

元々、皮膚が弱くて疾患がひどくなるかも…と不安になる

皮膚にアレルギーがあったり、アトピー性皮膚炎などの症状があれば、手術時に行う麻酔薬や、傷を覆うテープ類などで、アレルギーのような状態になる人がいるみたいです。
皮膚が弱い人がワキガ手術をすると決断したら、そういった自分の体質も問診票に書くなどしてきちんと伝えて、それでも大丈夫か確認が必須です。

わきが手術をしないで克服できる?

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わきが手術、うまくいけば一生安泰!かも...
でも…
メリットとデメリットを自分なりに比べて、よーーく検討することをおすすめします!!

手術にのぞむと決めたら、次に信頼できそうなドクターに出会えるよう、クリニックを選ぶ必要があります。
口コミサイトや知恵袋などの質問掲示板を見るのもいいと思います。
自分から質問を投げかける場合は、相手が自分の思ったのと違う回答をしてきたとしても「あなたのために、貴重な体験談を教えてくれる人」だということを忘れずに、失礼がないようにきちんとお礼を伝えましょう。
(明らかな煽りや、ワキガフェチさんのいたずら書き込みなどにも凹まずに!)

検討する情報はたくさんあっても、自分に合ったものを見つけるための生の声が聞こえにくいワキガ手術。
私は、いい点も悪い点も「少しだけ割り引いて」冷静に判断して見るようにしています。

制汗剤などがあれば手術なしでも大丈夫?

制汗剤などは、手術をしなくてもワキガ特有のにおいや、汗ジミ発生を抑えてくれる即効性があります。
汗が雑菌繁殖するのを防御してくれているわけです。

それに比べて、たとえば切開をするようなワキガ手術ならば、アポクリン汗腺を取り除くなど、問題の原因となる器官そのものを破壊したり、取り去ってしまいます。生理機能に関わることですから、手術の前には、メリットデメリットをしっかり聞いて、納得がいかないときは断る勇気も持つようにしましょう。

生活習慣とワキガの関係性!ワキガ悪化の要因とは

まとめ

わきがは本人にとってみれば重大な悩みです。
臭いは完全になくなるのか、それとも納得いく程度まで軽減されるということなのか。
また、手術に関わる別の心配もありますし、施術を受ける人の求める「結果のレベル」というのもあります。

口コミサイトなどでは、手術をしてわきが悩みから解放された人もたくさんいるようです。羨ましい!

手術を検討する人は、かかる「費用」、クリニックまでの移動手段や入院・術後の安静に必要な「時間」、自分が望むような「満足できる結果」は何か、を天秤にかけて、じっくり考えましょう。

結果、仮に傷跡が残っても、自分が満足できるくらい匂いが消えるなら、手術は大成功ということになります。
傷が残るのが嫌なので、照射などの施術にとどめたけれど、匂いは軽減できたので納得…これも成功だと思います。

そして、金額やリスク、行ってみる勇気…こういったことで悩んでなかなか踏み出せない私のような人は、デオドラントなどで現状維持しつつ、慌てずに検討するのもアリだと思います。
色々なデオドラント剤を使っているうちに、自分のワキガに効果テキメンで、手術をしなくても大丈夫!となるかもしれないし、スポーツを始めてみたり、食生活を改善することで気にならなくなる人もいるかもしれません。

とか思ってたら加齢臭が気になるようになってきたんですけどね…(*´Д`)
まだまだ迷走中です。

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