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便秘を治して体臭予防

便秘が続くと体臭に影響が出る可能性があります。

便秘は大腸に便が溜まり、スムーズに排便ができていない状態です。

古い便が長時間体内にとどまることで、多くのデメリットを生みます。

「体臭」について触れる前に、まずは便秘によるデメリットをざっくりおさらいしてみます。

便秘のデメリット

お腹が張って不快、お腹が痛くなる

気分が悪くなる(吐き気)

おならが出る、おならが臭くなる

便秘がひどくなると、痔や大腸ガンなどの病気のリスクも高まります。

便秘の原因は、食生活の偏り、運動不足、ストレス、加齢、妊娠、薬の副作用など、数え切れません。

便秘を解消するには「食生活の改善」が最も直接効果があるといえますが、適度に体を動かすことや、ストレスをためない、体を冷やさないなどもあわせて考慮するといいと思います。

便秘解消のポイント

  • 野菜や食物繊維を多く含む食品を食べる
  • 水分を多く飲む
  • ヨーグルトなど乳酸菌やビフィズス菌を含む食品を食べる
  • 毎日30分程度のウォーキング
  • ヨガやストレッチ
  • 水泳などの全身運動
  • マッサージを受ける
  • ゆっくり入浴をする
  • 友達や家族と話をするなどストレス解消をする
  • 続く場合は浣腸や市販の便秘薬を試す
  • 医師に相談する
    下剤的な効果のある便秘薬だと腹痛を起こすから嫌…という場合は、便を柔らかくする薬などが処方してもらえます

便秘とわきが

便秘によって体臭に影響が出そうな原因には、以下のようなものが考えられます。

善玉菌減少

体内で細菌が増殖したり、発酵が起きることで腸内にガスや、体に良くない物質が発生します。

健康な腸内環境では、腸内の細菌バランス=善玉菌と悪玉菌のバランスが保たれています。

便秘になると、悪玉菌が多く増殖される傾向があります。腸内で発生するガスや臭いの原因を抑える働きを持つ善玉菌が減ってしまうことで、体臭の悪化を招く可能性があるのです。

老廃物や毒素が体内にたまる

便秘が続くと、腸内の老廃物や毒素が腸内に滞留し、吸収される時間が長くなります。

便が出ると腸内の老廃物や毒素も体外に排出されるのですが、便秘が続くと体内の有害物質の蓄積が増加し、体臭の原因となることがあります。

毒素や老廃物が体内にたまってしまうと、全身の代謝が乱れて、同じように体臭の発生を促進することがあります。

便秘の種類

便秘の原因はさまざまなので、実は便秘には種類があります。

以下が主なモノです。

多いと言われる順にご紹介してみます。

弛緩性便秘

大腸の運動が弱くなることにより起こる便秘です。
加齢や刺激性下剤の乱用が原因となることがあります。

弛緩性便秘の症状
排便困難、硬い便、腹痛など

痙攣性便秘

直腸の筋肉が過剰に収縮することで起こる便秘です。
便意を我慢することが多い人や精神的ストレスが原因となることがあります。

痙攣性便秘の症状
排便困難、頻回な排便、下痢など

直腸性便秘

直腸の機能が低下することにより起こる便秘です。
加齢のほか、直腸の炎症が原因となることがあります。

直腸性便秘の症状
排便困難、硬い便、便意切れなど

器質性便秘

大腸の病気や神経系の病気によって起こる便秘です。

器質性便秘の症状
排便困難、硬い便、腹痛など

症候性便秘

病気や薬物の副作用などが原因で起こる便秘です。
甲状腺機能低下症や糖尿病などの代謝異常、抗うつ薬や鎮痛薬の使用が関連しているとされていますが、それ以外の病気や薬物でも起こりえます。

また、病気ではありませんが、妊娠による便秘もここに含まれます。

妊娠中にはホルモンの変化や子宮の圧迫などの要因により、腸の運動が低下し、便秘が生じることが一般的です。このような状態は妊娠性便秘と呼ばれます。 

結腸性便秘

大腸の特定の部位(結腸)に問題があることで起こる便秘です。
結腸内の蠕動運動や水分吸収が低下し、便の排出が困難になります。

神経性便秘

自律神経系の異常やストレスが原因で起こる便秘です。
精神的なストレスや不安、抑うつなどが便秘を引き起こすと言われています。

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