わきがに対する研究結果などから、食の欧米化がわきが体質を増やしていると言われています。
そこで、わきが体質の方に合わせた食事の取り方のポイントをまとめてみました。
具体的な食べ物については、こちらをご覧ください。
食の欧米化が、わきが体質を増やす原因
人種差別をするわけではありませんが、アジア人よりも欧米人のほうが、体臭が強い傾向があるのだそうです。
目の色や体格と同様に、体臭を「遺伝的要素のある体の質」の一つととらえるなら、人種(アポクリン腺の数や密度などの体質)によって体のニオイの強さが異なるのは当然といえますが、食生活の影響が大きいとも言われています。
魚や野菜を主に食べる、淡白な食生活をしていた日本人に比べたら、肉や乳製品類をふんだんにとっている人種の方が、体も大きく筋肉質になるでしょうし、同時に強い体臭を誘発するもととなっていると考えることができます。
ですから、アジア人でも、欧米寄りの、肉、乳製品など、脂質の高い食事をするようになれば、必然的にわきがを発症する確率は高まるのではないでしょうか。
※体を健康に維持するためには、バランスよく食べることが最も重要です。
特定の食品や成分を避けることが必ずしもわきがの改善につながるとは限りません。
参考に知っておく程度にとどめ、極端に肉を食べない食生活を変えたりするのはNGです。
和食中心の食事に切り替える!
私達日本人は、日本食の要であった和食オンリーの生活から、かけ離れていっています。
肉や乳製品中心の「欧米寄りの」食事だけでなく、中華料理やインド料理、イタリア料理や仏料理など、和食を1日3食で口にしない日も多いです。
いろいろな食を楽しめる現在の食事情は、他国の文化を認め合ったり、便利さもふくめ、生活を豊かにしますから、それ自体を否定するつもりはありませんが「ワキガをなんとかしたい」という観点から考えたら、おすすめはなんといっても「和食」です。
魚や野菜を中心とした和食には、ワキガ体質に良いとされる食材が多く使用されています。
あっさりとした味でアポクリン汗腺を刺激するような食材や調味料を使う事が少ないのも、和食がワキガ体質の人に適していると言われている理由です。
わきがに良い食べ物と悪い食べ物
わきがをはじめとする、体臭に困った時には、食事を見直すことも大切です。
お肉やお菓子、脂っこいものばかり食べている方は、それだけで体臭がどんどんきつくなっていきます。
また、野菜などが不足することで起こる便秘や消化不良もまた、体臭を濃く不快なものにする一因になっています。
とはいっても、ハンバーガーのようなファストフードも、焼肉も、ポテチやチョコレート、アイスクリームなどなど、おいしいですよね。
脂や甘みがぎっしりしているせいもあり、食べた後の満足感も大きいです。
すべてを絶ってストイックすぎる食生活に切り替えたら、人によってはストレスになって辛くなってしまうかもしれません。
ストレスもまた、体臭を濃く不快なものにする一因となります。
何事も、バランスが大切ということになりますので、極端に切り替える必要はないと思います。
けれど、体臭が気になるのであれば、わきがに良い食べ物と悪い食べ物を理解しておくのは大切です。
外食時などに選ぶメニューを、いつもはポテトフライだけれど今日はサラダにしてみよう、と1品だけヘルシーなものに変更してみる。
夕食の一部を体臭の抑制に役立ちそうなものに変更する。
沢山肉を食べるなら、野菜もたくさん食べるなど、少しでも、気をつける工夫ができたらいいのではないでしょうか。
体臭を抑制するのに役立ちそうな食材については、こちらをご覧ください。