異臭が気になると、私たちは臭いで隠そうとします。臭うから匂いで対処!
香水をつけて、良い匂いへと変化させようと考えることも。
でも経験のある方多いと思いますが、それって逆効果!さらに異臭を放つ原因になります。
でも臭いを放置することはマナー的にも自分の名誉のためにも避けたい…
でも、やりすぎて、陰でスメハラとかも言われたくない!
でもでも言っていても解決しませんが、避けられる臭いは避けたい。
でも、ワキガはそう簡単にはいきません…。
香水使用時の危険性について考えてみます。
ワキには臭いを発生させる菌がいっぱい
ワキガのあの独特の臭いはワキに増殖した菌が原因です。
臭いに惑わされ、香水などの香りで抑えようとしますが、経験通りさらに臭いを悪化させます。
考えてみてください!
臭いの原因は「菌」なのに、ただ香りをプラスすることで解消させるはずありません。
香水そのものもつけたての匂いはきつく、周りに不快感を与えます。
ワキガで悩む方は大量につけてごまかそうとしてしまいます。
元々つけたての匂いはきついのに、量が増す…
臭いの悪化は当然なのです。
また香りは下から上に漂うもので、香水の正しいつけ方は腰より下にかけるように紹介されています。
ワキガで悩む方、臭いの発生部分はワキなのに、腰より下にかけるなんてできませんよね?
香水は香りつけのためにあるもの
香水は、つけたての香りがきついことから外出30分前位に付けることを勧められています。
どうでしょう?日中漂う臭い対策に向いているとは言えないですよね?
急いでいる朝の貴重な時間には、30分前につける香水というのはなかなか難しいものです。
ワキガの場合、時間に制約されずににおいをカバーしたいものです。
ワキガ対策に必要なことは殺菌力
ワキガ対策には菌の増殖を抑える成分をしっかり配合した商品が必要なのです。
やはり制汗剤などの使用が一番無難で効果的と思います。
ワキに直に塗ることで菌の増殖を抑え、臭いの原因にしっかり対処してくれます。
塗ることで匂うわけではないので周りの目を気にする必要もありませんし、塗り直しのタイミングも自由。
気になったら少し人目を避け、こっそり塗り直しができるのは嬉しいと思います。
最近の制汗剤は、十分な効果が得られるだけでなく、いかにもデオドラント剤というパッケージではない商品もそこそこあります。
銀などが配合されたシートなどは、ワキガでなくてもみんな買っている気がしますし、パウダールームで、何気に取り出しても違和感がないですよね。
「制汗剤などって本当に効果あるの?一瞬でも匂いで誤魔化せた方がいい気がする…」
なんて思っている方、あなたが感じている臭い以上の臭いを発生させていて、そして菌退治は全く行えていないと考えてください!
臭いの原因はあります。
ワキガ臭の原因は、ワキにあるアポクリン腺から排出される汗に混ざった老廃物などです。
それが脇の皮膚表面の常在菌に分解され、ワキには菌がいっぱい!その菌が臭いを発生させているのです。
こうした原理を知ることで必要なことが見えてくると思います。匂いで誤魔化すのではなく、菌退治が重要な気がします。
制汗剤などとの併用ならば、香水だって楽しめる
では、ワキガ体質ならば、香水を楽しめないのでしょうか?いえ、そんな事は決してありません。
しっかりしたワキ雑菌をすれば、ワキガであっても、香水で素敵な香りを醸し出す事ができるのです。
デオドラントでの雑菌をしっかりしてからの香水選びなら、もとのワキガ臭を抑えて無臭に近い状態となります。
そんな雑菌もない清潔なワキならば、みんなと同じように香水の素敵な香りを自然に楽しめてしまうのです。
ワキガ体質の人が、香水を諦める必要はありません。
ワキガ臭は人により違いが!?それぞれに見合う香水を
ワキガのにおいは、人によって違いがあります。
代表的なのが、ワキガのにおいが鉛筆の芯のようなにおい、古びた洗濯バサミのようなにおいと表現される事があります。
また、雑巾のようなにおい、キムチのような酸味においとも表現されて、人のアポクリン汗腺から出る老廃物の種類によってにおいの種類に違いがあるのです。
ですから、その人のワキガ臭に合わせて、混ざっても不快感を与えない香水をセレクトしましょう。
ワキガ体質が香水を楽しみたい時の気をつけるべきポイント
ワキガ体質でも、デオドラントを併用すれば、香水のおしゃれを楽しむ事ができます!また、その手順と、ポイントは以下のようなものとなっています。
清潔な素肌
まずは、清潔な素肌を心がけるためにも、シャワーや入浴でしっかり洗浄します。
この時、ボディソープや石鹸は殺菌作用のあるタイプを使用すれば良いでしょう。
ワキガ特有の雑菌繁殖を抑制してくれますし、その後つけるデオドラント剤や制汗剤などの効果を存分に発揮させてくれるでしょう。
もし、シャワーや入浴などができない環境であれば、アルコール綿や、ウエットティッシュなどで、わきの汗を拭き取りましょう。
デオドラントで菌を排除
シャワーや入浴で皮膚を清潔にした後は、雑菌繁殖を抑制し、ワキガ特有のにおいの根本原因を抑えるデオドラントや、制汗剤などを、丁寧に優しいタッチでつけていきます。
このとき、汗腺を刺激しないような優しい力でつける事がポイントです。なぜならば、汗腺は、強いスプレーの力や摩擦ですぐに汗を分泌させてしまうからです。
それぞれのワキガ臭にあった香水を
清潔にしたわきに、制汗剤などをつけた後は、いよいよ香水参上です!
ここで気をつけたいのは、ワキに直接香水をつけるのはNG、おすすめしません。
ワキのにおいは制汗剤などで抑えられていれば、ワキガ臭は消えているはずです。
通常通り、脈打つ部位に適量をつけて、香りの特徴である下から上へ香る自然さを楽しみたいものです。
はじめは、少ない量からスタートしましょう。
- 雑巾、キムチ臭のするワキガならは、柑橘系のさっぱり系香水がオススメ
- 鉛筆の芯、古びた洗濯バサミ系の鉄クサい…金属系のワキガなら、ムスクなどのオリエンタル系がオススメ
量や時間を考える
香水によって、香りの持続性や香る度合いに違いがあります。
朝つけてから、夜の入浴まで香る香水もあれば、何度か、香水の付け直しをしないと、香りが持続しないタイプもあるのです。
購入する前は、店舗にあるテスター類などで試してから購入すると良いでしょう。
そして、初めから適量をつけるのではなく、本当に少しの量から徐々に適量に近づけるのが理想です。それだけ、香りは人に与える印象が大きいのです。
香水の特徴をしっかり踏まえて使えばワキガでも十分、香水の魅力を発揮できるでしょう。
香水と同じように気をつけたいものとは?
ワキガの人が気をつけるのは、香水だけではありません。車の芳香剤などの香りにも注意すべきです。
車の中は狭いため、ワキガのにおいも充満しやすいといえるでしょう。
長時間車に乗るような事があれば、なおさら、ワキガ臭が車内に染み付くかも…消臭剤や芳香剤選びもやはり、香水と同じように、自分のワキガ臭を考えてセレクトすべきでしょう。
カー用品売り場でのテスターを活用したり、降車の際には、少し左右のドアを開けて換気するなどして工夫してみてはいかがでしょうか。
また、衣類を洗う洗濯洗剤や柔軟剤の香りにも同じように注意しましょう。最近の洗剤の香りは、香水の役割を果たしてくれる種もあるので、自分の匂いと相乗効果で「酸っぱい匂い」に変化するものはやめたほうがいいです。
慢性化してしまった自分のワキガ臭も、他人は敏感に気づくものです。
ワキガ臭が他の香りと混じることで、別の異臭に…想像しただけで悲しいです。
香水だけでなく芳香剤や、洗剤などの相性にも気をつけてくださいね。
まとめ
香水は匂い選びの楽しい商品ですが、実はワキガの方にはその匂いが異臭に変わることもある逆効果アイテム!
汗って本来は無臭らしいです。
別の匂いで上書きすることに頼らずに過ごせることが理想のスタイルです。
だから、その原因を知ってしっかり対処することが大事なのです。
そこで、臭いの原因を抑えることこそ本来の目的。
ぜひ、ワキガ対策にこれからは制汗剤などを活用していきましょう。
もちろん、香水だってオシャレを彩る大切なアイテムですから、選び方やつけ方をしっかりと心得て、良い香りも楽しみましょう。