あまり広くは知られていないすそわきがというキーワード。
すごくざっくり、一言で言ってしまうなら「下半身からのワキガ臭」のことを指すようです。
下半身なのに「ワキガ」とつけるのも変な気がしますが…
いつからある言葉なのか、病気なのか。
初めてこの言葉を目にしたときは「そんな言葉があるの?」だけでなく、「脇だけじゃなくて、オマタからワキガ臭??」ととてもびっくりしました。
でも、ワキガの原因が「アポクリン汗腺からの汗・皮脂・雑菌」なら、同じようにアポクリン汗腺がたくさんある場所からは、同じ悪臭がするのはおかしくないですね。
自分ですそわきがだと気が付いていなかったら…と、原因や対策、そもそもどんな臭いか?をたくさん調べてみましたが、わきの下よりも、さらに話題にしづらいデリケートな場所の臭いなこと、また、衣類・下着に完全に覆われている場所なので、ワキガほど、本人も周囲も気づきにくいのかもしれないです。
けれど、トイレの順番や、着替えなどのふとした瞬間に「あれ?なんだか変な臭い・・・」ということはあると思います。
自分に対しても、他人に対しても。
すそわきがが具体的にどんな臭いか、は、はっきりわかりませんでしたが、ワキガと同じ酸っぱい臭いだという説、鉛筆やスパイスのような刺激の強い臭いなど、さまざまでした。
もしかしたら、「加齢すそわきが臭」みたいなのもあるのかもしれないですし・・・
「臭い」というのは、特殊な機械や薬を使ったり、訓練された嗅覚を持つプロなら数値化できるのかもしれないですが、一般人としては、感じ方もそれぞれですし「なんか〇〇臭い」みたいな、曖昧な表現しかできないので難しいです。
ワキガと同じメカニズムであるなら、ワキガだとスソワキガでもある可能性は高いです。
なので、ワキガチェック表をもとに、調べたことなどを追加して、すそわきがのセルフチェック表にしてみました。
これが当てはまれば確実だ!というものでは決してないのですが、ご参考になったらなと思います。
すそわきがチェック項目
確実なすそわきが診断は医師にしてもらうしかないです。
けれど、情報が少なく、認知度も低そうな「スソワキガ」、この表でいくつかあてはまることがあれば、こっそりと、すそわきがのケアをスタートしてみても良いのかも…
くらいの参考に見てください<(_ _)>
すそわきがの臭いとはどんな臭い?
すそわきがの臭いは、様々な臭いに例えられます。
こちらにもまとめましたが、「ワキガ臭・雑巾臭・鉛筆の芯みたいな金属臭・クミンのようなスパイス系の刺激臭・納豆やヨーグルトのような発酵臭・ネギのような刺激的なニオイ・お酢のような酸っぱいニオイ・ゴボウのような土臭いニオイ」など、さまざまのようです。
スソワキガ臭の発生メカニズムは、脇の下に生じるワキガと同じですが、衣類と下着に覆われて、わきの下よりもより過酷な環境ともいえます。陰部はわき部よりも、蒸れやすく、汚れやすい場所でもあるので、わきがよりも複雑な臭いを放つ場合がありそうです。
雑巾、金属臭、スパイスやネギなどは、ワキガの臭いの例えにもよく出てきますが、すそわきがの場合、酢やチーズのような臭いとも例えられることもあるみたいです。
女性の場合は、経血などが酸化して発生する臭いもあるらしいですが、それはスソワキガ、これは違う悪臭、と分けるより、臭い対策をしたほうが早そうです。
けれど、ワキガや口臭についても同様ですが、急にいつもと違う匂いが気になるようになった、指摘された、などという場合は、ワキガやスソワキガ、加齢臭などのほか、食生活の乱れやストレス、病気なども可能性も十分考えられますので、「最近おかしい」と感じたら迷わず病院に行ってみましょう。
すそわきがを改善するために
自分で自分のにおいはあまりわからないかもしれませんが、他人のにおいが気になって、自分もにおっていないか気になってしまうということは良くあることではないでしょうか。
けれど、人には聞きづらいし、人にも指摘しづらいですよね。
なら、悩む前にセルフケアしたり、受診することを検討するのが早道な気がします。
悩んで暗い顔をして消極的に過ごすのが、一番よくない気がします。
すそわきがは遺伝的要因が大きく関係していてはいるものの、生活習慣や食生活、汗の処理などでかなり改善することができますし、病院で治療を受けることもできるみたいです。
自分でできるすそわきが対策
「わきが」も「すそわきが」も主な原因がアポクリン汗腺なら、対策も似てきますので同じことの繰り返しですが…
食生活や生活スタイルで改善することや見直すこと、そして出てくる汗がにおいだす前に対策を講じることで、臭いを軽減させたり改善させることは可能です。
自分の臭いが気になって気になって…眠れない…人前で気になってしょうがない…と悩むより、出来そうなことからひとつでも、ためしてみてはいかがでしょうか。
食生活からすそわきがを改善しましょう
すそわきががにおうのは、アポクリン汗腺から出た汗が、皮脂腺を通過する際に脂肪酸とまじりあうことで、ほとんど無臭だった汗がにおいを発するようになる、らしいです。
脂肪を多く摂取するような食生活だと、わきがも、すそわきがのにおいも強くなる可能性が高い、ということです。
肉類や乳製品など、動物性脂肪の多い食事をとっていることが多い人がスソワキガ対策をするなら、野菜もたっぷり摂取し、バランスの良い食生活になるようにしてみるといいかもしれないです。
同じように、強烈なにおいのある食べ物、たとえばにんにくやにらなどを、頻繁に過剰摂取をしていないかもチェックしてみてください。
焼肉でニンニクを丸ごと食べた翌日など、同僚から「何食べたの?臭いよ」と言われた経験、ないですか?
人間の体臭は、食生活も大きく関係しています。
においの強い食べ物を多く食べていれば、その影響で体臭も強くなる可能性が高いです。
自分の体臭が気になって、少しでも抑えたい!ということなら、こうしたにおいのきつい食べ物は大量に摂取せず、控えめに楽しむのも、すそわきが臭の軽減につながるかもしれないです。
生活習慣を見直してみましょう
ストレスの多くたまる生活や、生活スタイルの大きな乱れは、ホルモンのバランスが崩れ、脂肪酸が多く含まれた質の悪い汗の原因となりかねないらしいです。
また、ストレスや生活スタイルの乱れは、食生活の乱れや過食などを引き起こして、結果、体臭を悪臭にしてしまう可能性も考えられます。
食生活とともに、生活スタイルやストレスチェックもしておけば、自分の今の体調とともに、わきが、すそわきがのにおいをコントロールする大きな手がかりになりそうです。
しっかりと自分の日常を把握しておくようにしましょう。
汗の始末をこまめにしているかも、あらためてチェック
すそわきが対策として、自然に出てしまう汗腺からの汗を、普段から気にかけておく。
当然のことですが、においのもとを取り除く、物理的な対策は、とても重要なことだと思います。
ウエットティッシュやウオシュレットなどを活用して、トイレで用を足すたびに、におい対策を講じる習慣をつければ、においの軽減に大きく役立つと思います。
決して高いものでなくてもいいと思います。
自分に合った、手に入りやすく、使いやすいデオドラントやにおい対策の商品もぜひ併用しましょう。
すそわきがは、脱毛で軽減される?
すそわきがは、雑菌を繁殖させる環境を変えてあげれば軽減される可能性がありそうですよね。
ワキガは、脇毛を生やしっぱなしよりも、剃ったり脱毛していたほうが悪臭は立ちにくいと言われています。
汗と雑菌が毛に絡まって広がるのではないかな?毛のない方が清潔を保ちやすいのかな?と思います。
であれば、スソワキガも、Vラインの脱毛をすることで、臭いの元となる雑菌の温床を減らせる、清潔を保てる…という理屈になります。
完全に脱毛しきってしまう!みたいな大がかりなことではなく、家庭での自己脱毛で、多めで濃い陰毛を少し処理して、さっぱりさせてあげてみてはどうでしょうか。
すそわきがは、女性に多い
すそわきがは、男性よりも女性に多い傾向にあります。
これは、わきがでも共通する事です。
女性はホルモンバランスの変化にさらされやすいともいわれており、体調の変化で臭いを放ちやすい状態になるのかもしれません。
しかも、女性の場合は、生理での出血やおりものなどの分泌物があるため、ワキガ臭と混じり合う事で、さらに、特異な臭いを放つときもあるのです。
生理中は要注意!すそわきがをひどくしてしまう要素がたくさん!
個人差こそありますが、生理中の経血は、鉄分の他に、腐敗物の臭いがします。
また、長時間ナプキンなども交換できずにいると、蒸れたり、漏れたりして、雑菌がより繁殖しやすい状態になります。
それに尿のにおいが交われば、すそわきが臭をさらに強烈なものにしてしまうでしょう。
女性のすそわきがは、男性よりも、より気をつかうべきなのです。
すそわきがはフェロモンとしての効果もあり!?
すそわきがの臭いを「フェロモン」として、とらえる人もいるらしいです。
古代の人はわきがや、すそわきがを、人間から醸し出すフェロモンとして、異性をひきつけたり、高揚力を高めたりするにおいと、プラスにとらえる考えかたもあったようです。
もちろん、現代でも、ワキガフェチの人はいるため、ワキガやすそわきがの人がモテるという説も理解できますね。
ですが、ワキガやすそわきがを「良いにおい」「好きなにおい」ととらえる人は少数だと思いますから、誰であっても、最低限の体の臭いケアは必要だと思います。
すそわきがと間違えやすい陰部のにおいとは?
すそわきがと間違えやすい臭いに、クラミジアやカンジタ菌などの性病にかかった時の臭いがある、と何かで読んだことがあります。
また、命にかかわるような子宮がんなども、異臭を放つと聞いたことがあります。
ですから、ここでは「スソワキガ」について、自分でできそうなセルフケアについてご紹介していますが、お医者様でないとわからない、深刻な病気が隠れているかもしれません。
陰部の臭いは、すそわきがに限らない、ということも忘れないで、健康のバロメーターとして把握しておいてくださいね。
すそわきがは手術ができるのか?
すそわきがは、わきがと比べると認知度の低いものです。
わきがの臭いが陰部でも生じているなんて、このサイトを閲覧してはじめて知った、という人もいるかもしれません。
では、わきがの手術があるように、すそわきがの手術もできるのでしょうか。
結論から言えば、すそわきがの手術はできます。
ワキガと同じようにアポクリン汗腺にメスを入れたり、超音波で吸引して取り除いたりする事が可能です。
これらは、ワキガ手術と共通しますが、皮膚の腫れや、つっぱり、かゆみなどの肌ダメージリスクのデメリットがあるようです。また、保険が適用されないため、費用は基本的に高額だと思います。
はっきりわかりませんが、こういった手術は、体質や皮膚の状態なども含めて、むいている人、そうでない人、があるのでは?と想像できます。
もしも手術を考えるのであれば、まずは、一度、手術を対応している病院でカウンセリングを受けてみて、自分が手術をした場合どうなのか、手術後、日常生活にもどれるまでどのくらい日数がかかるか、どんなデメリットが考えられるかなど、相談してみてから検討するのもいいのかもしれないです。
何より、お医者様や病院との相性、信頼関係が築けそうかなど、フィーリングみたいなものも大事ですよね。
また、悪臭を放つもとになるものであっても、大事な体の一部の器官を取り除いたり、傷つけたりするわけですから、素人意見ながら、ノーダメージとは思えません。
手術を考えるときは、慎重に検討してください。
辛いことも重なって、悩んで思い詰めてしまったから、自分を変えるためにいますぐやりたい!
この時期なら休めるから、家族にばれないから、今すぐ手術を!みたいに、焦って勢いで決めると、体の受けるダメージやリスクなどに目がいかず、術後に辛かったり、後悔するかもしれません。
くれぐれも、自分で良く調べて、話をしっかり聞いて、決めるようにしてくださいね。
「すそわきが」にボトックス注射は有効か?
また、手術より、体へのリスクや、費用負担が軽い、ボトックス注射などの方法もあるみたいです。
ボトックス注射と聞くと、しわ取りなどを連想しますが、同じように神経を麻痺させて陰部の汗を抑えるという仕組みなのでしょうか?
半年くらいで効果が薄れてしまうため、その後も定期的に注射治療する必要があるのかもしれません。
この辺りはまだ未調査なので、わかったら追記しようと思います。
「陰部」のケア、とてもデリケートで難しい問題です
確実に匂いが軽減で来て、日々の悩みから解放されるのかも、と考えると、手術や注射は、とても魅力的です。
その反面、陰部のアポクリン汗腺は、わきと比較すると形や量が把握しづらいため、手術が難しい印象があります。
また、治療を施す部位としてはデリケートで痛みも感じやすいでしょうし、費用も高そう。
ワキ以上に躊躇する人も多いと思います。
陰部という事で、治療する以前に、相談しにくい部位ですよね。
自分でこっそりとケア…から始めるなら、通販やドラッグストアの専用デオドラントなどから始めるのが、無難という印象ではあります。
日々のケアから解放されるかもしれない思い切った手術や注射は魅力的。
日々の手間はかかるけれど、ローコストでいつでも別のものに変更できるアイテムでのケアは、無難で、安心と言えば安心。
悩ましい問題です…
即できる「スソワキガ」ケア。すそわきが専用のケア商品を使ってみようか
ココを読んで、自分はすそわきがかも、って気になってしまった…
でも、どれもメリットデメリットありそう…なら、まずはすそわきが専用ケアアイテムを使ってみてください。
楽天やアマゾンで「すそわきが」「デリケートゾーン」などの言葉で商品検索すれば、いろいろなものが出てくると思います。
すそわきが専用商品には、においの原因を強力にブロックしたり、長時間においの原因となる菌の増殖を抑えたりと、すそわきが独特のにおいにアプローチする成分が豊富に含まれたものが多いみたいなので、自分に合ったものを選んで、まずは通販などで購入して様子をみてはどうでしょう。
まとめ
■すそわきがのメカニズムは「ワキガ」とほぼ同じ、アポクリン汗腺からの分泌物+雑菌
■すそわきがの臭いは「ワキガ臭」の場合も「それとは違う異臭」の場合があるようだ
■すそわきがケアにデオドラントを使うなら、脇用ではなく「デリケートゾーン専用」のものを
■ウオシュレットや、入浴で陰部を丁寧に洗う(洗いすぎ注意)
■臭いの強い食べ物を控えたり生活を見直すなど、消臭に限らない生活の見直しも大事
■手術やボトックスなどの特殊な治療を検討するなら、よーく調べて慎重に