生活・心

もしも、脇の匂いが原因でいじめられたら…我が子の匂いケア

 

「あの人、くさいよね。気づいてないのかな」問題。

オフィスや学校など、密室で一緒に過ごす時間が長いと、他人の臭いがよくわかります。

相手に対してどういう感情を持っているかでも、ニオイに対する感情は違ってくるように思えます。
ちょっと汗をかくと臭いんだけど気のいい同僚などに対しては、教えてあげたほうがいいのかな、いや、本人分かってるのかも。。。と考えたりはしても、ことを、陰でひそひそ…とはやらないですよね。

けれど「苦手な上司や先生」とか「あまり好きではない同僚」果ては「あまり親しくしていなくて、よく知らない相手」などに対しては、くさいよね?などと陰で言ってしまったりしていませんか?

〇〇先生後頭部ヤバいよねー。〇〇さんファッション語る前にやせろって感じ。勉強はできるけど顔がねー。
キリがありません、なぜ人って、自分が気に食わない相手の「体のあら捜し」をして揶揄しちゃうんでしょう。

オトナは歯に衣着せるけれど…

言う方は、すごく、軽い気持ちなのだろうとは思います。
いじめの本質、みたいなものを論じることができるような専門家ではないのですが、自分とは違うものを「異質」と感じて排除しようとする気持ちとか、集団の中で共通の「敵」みたいなものがあると結束が高くなったり、自分より「劣った特徴」を持っているものは下、という思い込みで人をさげすんだり、そういうのが発展すると、いじめや仲間外れにつながるんじゃないかなと思います。

体臭について考えてみると、そういう(本能みたいな)感情がより一層正当化しやすいというか・・・強く出るのかも?という気がします。

顔の美醜や体格、髪質などは「視界に入らなければいないのと同じ」で、無害です。
それはそれで、からかわれたり陰口を叩かれたらすごく悲しいですが、最悪、気に入らなきゃこっち見んな。と胸を張って言い返してやれます。

けれど「臭い」は、相手の嗅覚が自然にキャッチしてしまって、目を閉じても消えるものでもないです。
臭いを気にする側からの視点から考えてみても、「じゃ嗅ぐな!」と胸をはりづらいです。
切ないですが。

臭い

不快

遠ざけたい、自分に迷惑をかけるもの

こんなふうに感じてしまって「当然、攻撃したりさげすんでいいもの」と無意識に思い込まれたら、たまったものではないです。
とはいえ、そもそも「臭い」と感じるのは「腐敗したものを食べないように」とか「有害な物質を吸い込まないように」という危険信号としての本能的な判断でもあるのでしょうから、「口に出して言うか言わないか」は、臭いかたや相手との関係性によると思いますが「臭いものを、くさくていやだと思う」こと自体は、やめさせることができないです。

子供は歯に衣を着せない

そもそも、小さな子供はオシッコ!ウンコ!なんていう言葉が大好きです。
それ自体は、おむつが取れて、自分で着替えや排泄ができるようになってきて、いろいろなものに興味を持ってきて起こる自然なこと。そして、もう少し年齢があがると「興味を引かせたかったり、軽い悪いふざけ」でそういう言葉を使いがちです。
その延長線上に、くさい、みたいなものが分類されるなら、子供からしたら格好のネタになりますよね。

思春期になれば「相手の心をおもんぱかる」という気持ちも育つのでしょうが、それは、先ほども書いたように、相手に対して「親しさ」を感じているときが主ではないかなと。

大人でさえ「あの人臭い」と陰で言いかねないのですから、子供はもっと辛らつにストレートかもしれません。

ですから、お子さんから「ワキガ臭がするかも」と感じたら、親御さんが、放置せず主体性をもって、きちんとケア方法を教えてあげてください。

けれど、間違っても「アナタはクサいから、このままじゃ嫌われちゃうわよ」なんて言い方はしないであげてください。
(この言葉、お風呂や歯磨きを嫌がる子供にはシンプルに有効と思いますが)

自覚のない子もたくさんいますから、傷つけないように…と考えると、言い方がとても難しいと思いますが、お子さんの性格や匂いの度合いを考えて、ちょうどよい言葉をみつけてほしいなと思います。

子供への臭いケアの伝え方 私の場合

すごく悩みました。
こう伝えたらトラウマになるかも、けれど伝えなくてもしも学校で臭いと思われてたら・・・

結局「自分の頃は、年頃になったら、みんな使ってた」「だから、念のため使ってなさい。臭くない人が使っても無害だから」と、今考えても。なんだそりゃ?な伝え方になってしまいました。

体の臭いは、程度の差はあっても、成長とともに必ず出るのだから、小学校の保健体育で、ワキの臭いやケアが必要だよ、と当たり前のこととして教えてくれればいいのに。と思います。

 

逆に、体臭の感じ方はそれぞれで、自分でワキガだと感じても、周囲はそんなに気にしていない…ということもあるかもしれません。

けれど、怖いのは、身体からのワキガ、強い体臭が簡単にいじめの原因になる可能性があるということではないかと私は考えてしまいます。

我が子の「なにか」が、お友達から避けられたり、陰でひそひそと言われたり、変なあだ名をつけられたりと、いじめられる原因になったら…ワキガに限らず、親ならだれでも気になる「永遠の気がかり」かもしれません。

ワキガのにおいを人に指摘しないことや、人に嫌われないようにケアしよう、は大人の気配りですが、子供だってそれは同じこと。

「いじめの対象」になったら…でも、子供に指摘しづらい…と気にするより、お子さんと体のニオイについてきちんと話し合い、制汗剤などやワキガ専用の商品でにおい対策をはじめる、というのもいいのではないかなと思うのです。

ワキガで他人に迷惑をかけている?そんなまさか…

自分は自分の匂いに慣れてしまっているので「自分がどのくらいの匂いを発しているか」わかりづらいです。

それだけに、自分はワキガかもしれない、という自覚がなければ、お子さんは何のケアもせずに過ごしてしまうので、周囲からは「臭い…」となってしまうリスクが。

逆に気にしすぎる子は、周囲がどう感じているかを常に考えてしまい、周囲が臭いと思っていないのに、くさいかも・・・と気にしてしまって、気が休まりません。

そのことがいじめにつながるリスク、自信を無くしてひきこもってしまうリスク、こんなことを気にして悩むより、いっそ「誰でも匂うのだ」とケアしたほうがいいと思いませんか。

もともと持って生まれた体質を簡単にどうにかできるものではないですが、気になるにおいを軽くすることはできます。

ワキガに限らず、口臭や頭皮の臭いなど、においで差別されたり、悪意のあるいじめを受けることのないように。
何より「いじめられるのではないか」という心配を取り除くために、対策を始めるのは大いに有りだと思います。

お子様には、優しい成分のものや、身体を拭くなどの基本ケアを

わきからの臭いに効くのは、もちろんワキに特化した市販のアイテムです。

けれど、お子様に使うなら、肌に優しい、刺激の少ないものが良いのではないかと思います。

あるいは、お風呂ではわきの下や股は石鹸できちんと洗うんだよ、とか、体育で汗をかいたら、身体をきちんと拭こうね、というところからのスタートでもいいと思います。

最近は、手軽に使え、おしゃれでかわいいパッケージのシートタイプの体拭きもありますし、ご自宅でケアしてから出かけるなら、長時間持続性のあるクリームタイプや、天然成分にこだわった商品もあります。

お子様にむいたケアを、お母さんが一緒に考えてあげましょう。私も若い頃悩んだから、早いうちからやっておこう!と寄り添って切り出すのもいいかもしれません。

親御さんもお子さんも安心して過ごすための「腋臭ケア」、ぜひ試してみてください。

 

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