洗っても、洗ってもなんとなくワキガの臭いが服に染み付いてはなれない…。
そんな悩みをワキガ体質の人はかかえているのです。
ワキガはアポクリン汗腺から出る皮脂やアンモニアなどの混じりあった特殊な汗が雑菌繁殖したものなので、通常のサラサラ汗の沈着とは質が違うのです。
ワキガ特有の汗が、服の繊維を通して沈着し、ときに黄ばみという、決して美しくない状態になってしまいます。
家庭の洗濯で落とせるワキガの臭い
黄ばみと臭いは、家庭用洗濯洗剤と漂白剤を上手に使えば、気にならなくなります。
この時、漂白剤にしっかりつけおきする事がポイントです。
洗濯洗剤だけでは落ちない事が殆どですから、つけおきを十分してから洗濯という手順は厳守したいものです。
家庭での洗濯は一手間かかりますが、臭いも少なく、黄ばみも薄いうちに処理してしまえば、その後も気持ちよく着用できるでしょう。
ワキガの家族の洗濯物の臭いうつりはある?
ワキガの家族がいれば、洗濯物に臭いうつりしないか、不安なものです。
医学上、ワキガの人の洗濯物を介してワキガ体質がうつるという事はあり得ないのですが、衣類の臭いが、繊維にうつる事はあります。
ですから、ワキガのニオイの染み付いた衣類を長時間、同じ洗濯カゴの中に一緒に入れたり、放置したりしていればニオイがついてしまう事はあります。
ワキガの人の洗濯物を仕分けておくのは本人に失礼ですし、相手を傷つけてしまう、デリケートな悩みとも言えるでしょう。
もし、仕分けるのであれば、相手に気づかれないようにコッソリと分けておきたいものです。
ワキガのニオイは特殊なクリーニング方を利用
ワキガのニオイは特殊なクリーニング処方を施せば軽減されると思いがちですが、ドライクリーニングにしてしまうと、皮脂よごれは落ちますが、ワキガのニオイはなかなか落ちにくいでしょう。
汗系のよごれは、水で洗うのが理想的です。
コートや、スーツなどはドライクリーニングで洗いたいところですが、ワキガの場合は、水洗いで汗抜き処理をお願いしましょう。
クリーニング店では、通常、ドライクリーニングをすすめてきますが、「汗抜きをお願いしたい」と、しっかり自分の要望を伝えた方が良いですね。
まとめ
ワキガは臭いだけでなく、衣類に着く黄ばみなども特徴にあげられます。
白ワイシャツや、パステルカラーの可愛らしいブラウスも、ワキガの汗ジミのせいで台無しなんて事にならないようにしたいものです。
早めの対策ならば、家庭の洗濯剤と漂白剤のつけおき処方で薄くなるのですが、時間が経過すればするほどワキガのニオイや黄ばみが大切な衣類に沈着してしまうのです。
最近のクリーニング技術も進歩しているため、汗抜き処理をしてくれるクリーニング店を探しましょう。
クリーニング店でも、評判の良いところは衣類を傷めずに上手に黄ばみやニオイを処理してくれるでしょう。